ヘッドレス CMS とは
ヘッドレス CMS は、文章や画像を管理画面で書いてためておき、サイトへ API で渡す CMS です。サイトの見た目は、CMS とは別に作ります。
「ヘッドレス」の意味
CMS は、サイトの文章や画像を管理画面から更新するためのソフトウェアです。HTML を書かなくても、お知らせを足したり、製品の説明を直したりできます。
「ヘッドレス」は「頭がない」という意味で、頭はサイトの見た目を作る部分を指します。ヘッドレス CMS には、この部分がありません。中身を書いて保存し、API で渡すところまでを受け持ちます。
API は、プログラムどうしがデータをやり取りする窓口です。サイトのプログラムが API に問い合わせると、書いた中身がデータとして返ってきます。
中身がサイトに出るまで
書く
担当者が管理画面で書いて、公開します。
渡す
CMS が、公開した中身を API で渡します。
表示する
開発者が作ったサイトが中身を受け取り、ページにします。

渡す:API が返すデータ(一部)
{
"sys": {
"id": "new-plant",
"contentType": "news",
"publishedAt": "2026-04-01T01:00:00.000Z"
},
"title": "第二工場の稼働を始めました"
}サイトのプログラムは、このデータからページを作ります。
サイトと一体になった CMS との違い
WordPress のように、見た目を作る部分まで 1 つになった CMS もあります。どちらが優れているかではなく、作り方が違います。
| サイトと一体になった CMS | ヘッドレス CMS | |
|---|---|---|
| サイトの見た目 | CMS のテーマやテンプレートで作ります | CMS とは別に、コードで作ります |
| 作るのに使う技術 | その CMS の決まりに沿います | Next.js や Astro など、API を読めるものなら選べます |
| 見た目を変える人 | テーマの設定の範囲なら、管理画面で変えられます | 開発者がコードを直します |
| 中身を使う場所 | 主にその CMS のサイトです | API を読めれば、複数のサイトやアプリで使えます |
| サイトの公開先 | CMS を動かすサーバーから配信します | CMS とは別に用意します |
向いている場合
- 開発者がサイトを作り、更新はエンジニアでない方がする
- Next.js や Astro など、使いたい技術が決まっている
- 同じ中身を、複数のサイトやアプリで使いたい
向かない場合
- 開発者がいなくて、テンプレートを選んでサイトを作りたい
- 担当者が管理画面で、ページの見た目や並びまで自由に変えたい
- 更新がほとんどなく、HTML のファイルで足りる
こうした場合は、サイトと一体になった CMS やサイトを作るサービスのほうが、手間が少なく済みます。
Hako CMS の場合
Hako CMS もヘッドレス CMS です。サイトの見た目を作る機能はないので、サイトは開発者が別に作り、公開先も別に用意します。
- 担当者は、日本語の管理画面で書いて公開します(エントリーを書く)。
- 開発者は、API で中身を読みます(REST と GraphQL)。
- 書いた中身は、いつでも丸ごと書き出せます(やめ方と移り方)。
ほかに、Hako CMS にまだないものを「いま、できないこと」にまとめています。